Git / GitHub
このページは11期の某先輩が作成したものを、一部改変して掲載しています。
Git / GitHub とは
Git はファイルをバージョン管理するためのツールであり、GitHub は Git を用いたファイル管理を行えるソフトウェア開発のプラットフォームです。
Git のインストール
Mac ユーザ
ターミナルを開き、
git --versionと入力してバージョン情報を吐いてくれれば Git は既にインストールされています。
Git がインストールされていない場合、以下のような手段があります:
- Homebrew を使って入れる
- XCode を入れて付随してくる Git を使う
- XCode Commnd Line Tools を入れる
ここでは 1. の方法を説明します。 ターミナルで
brew --versionと入力してバージョン情報が出てくれば Homebrew は既にインストールされています。 出てこなければ
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"を実行しましょう(参考:Homebrew)。
Homebrew をインストールした後は
brew install gitを実行し Git をインストールすることができます。
Windows ユーザ
以下の記事を参考にしてください。
セットアップはこの後するので、「① Gitのインストール」までで OK です。
【Windows】Gitの環境構築をしよう! - Progate (opens in a new tab)
VSCode を使ったり真面目にプログラムを書こうとするなら WSL を使ってその上で Git を走らせた方が人生が豊かになると思いますが強制はしません(し、ここでその方法を書くこともしません)。
Linux ユーザ
わざわざ Linux とか使ってるんだからこんな記事読まなくても Git くらい入ってると思いますが、Ubuntu などの Debian 系の Linux ディストリビューションを使っているのであれば
sudo apt-get install git-allを実行することで Git をインストールできます。 他のディストリビューションを使っているのであれば勝手にググってください。たぶんすぐ出てきます。
GitHub への登録
Git のセットアップの前に GitHub に登録しておくことで、幸せになることができます(具体的にはクソスパムを受け取らずに済みます)。
以下の手順で登録できます。
- GitHub の登録ページ (opens in a new tab) にアクセスします。
- Username、Email address、Password を入力します。
- Username:公序良俗に反しなければなんでも良いです。本名はオススメしません。
- Email address:仕事で使っているメールアカウントがあればそれをオススメします。ECCS クラウドメール、FairWind メールアドレスなどはあまりオススメしません(自分が生涯使うアカウントでないという点において)が、他に無ければそれで良いでしょう。
- ECCS クラウドメールを使う利点として GitHub Education を使えるとか言われることがありますが、セカンダリの Email address にそれを登録すればよいので問題ありません。
- Password:強固なものにして Chrome なり 1Password なりのパスワードマネージャに覚えさせましょう。
- メールアドレスに確認コードが届くので、それを記入して認証します。いろいろ質問されると思うので、適当に答えます
これにて GitHub への登録は完了です。あなたもこれで世界標準のプログラマです。おめでとうございます。
GitHub Student Developer Pack の申請
GitHub に登録したら、GitHub Student Developer Pack (opens in a new tab) を申請しましょう。
これを申請すると、有料のサービスを無料で使えるようになります。 例えば、Visual Studio Code のページで紹介している JetBrains の有料の IDE が無料で使えるようになります。
Git のセットアップ
まず上でパスした Git のセットアップをします。
ターミナルから、以下を実行します(<> 内は後述の通り書き換えます)。
git config --global user.name <username>
git config --global user.email <email address><username> はさっき GitHub に登録したユーザ名で <、> ごと置き換えます。
本名にするとあなたの本名と GitHub アカウントが紐付いた状態で全世界に流れることになります。気をつけましょう。
<email address> は GitHub の Email (opens in a new tab) で「Keep my email addresses private」にチェックを入れ、そこに書いてある8桁の数字+ GitHub のユーザ名+@users.noreply.github.com で <、> ごと置き換えます。
これをしないと GitHub のコミットログからメールアドレスがバレて、クソみたいなスパムを大量に送られる羽目になります。
SSH 鍵の登録
ターミナルで
cd ~ls -aをそれぞれ実行した結果の中に .ssh があれば鍵を生成した後まで飛んでください。
探すのが面倒な人は、ターミナルで cd ~/.ssh と入力してみてください。もし
.ssh が無ければ No such file or directory と出てくるはずです。
無ければ、
ssh-keygen -t ed25519と入力して途中の入力が必要な事項はすべて Enter で飛ばして鍵を生成します(セキュリティが気になる人は適切に設定すると良いと思います)。
生成したら、
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub | pbcopyとして公開鍵をコピーし、GitHub の SSH and GPG keys (opens in a new tab) に移動し、「New SSH key」から Title を適当に(その PC が区別できる名前に)付け、Key type はそのまま、Key に先程コピーした公開鍵を貼り付けます。 そして「Add SSH key」を押すと SSH 鍵の登録は完了です。
この時、.pub
を付けるのを忘れて秘密鍵をコピーして他の人にバレてしまうと人生が終わるので気を付けましょう。
これらが終わったら、
ssh -T git@github.comを実行し、なんか言われたら yes と入力してやると無事に
Hi <username>! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.のように出力されるはずです。