仮想環境
Pythonは、さまざまなモジュールやパッケージをインストールして利用することで、一からコードを書かずともさまざまな便利な機能を使うことができます。
numpyやmatplotlib、さらに今回使うWebフレームワークであるDjangoもその一つです。
これらのモジュールやパッケージはパソコン全体に(グローバルに)インストールすることもできますが、これでは不都合が生じます。 例えば、Djangoは、Webアプリを作るのには便利ですが、数値計算を行うだけのプログラムを書くのには不要です。 また、あるバージョンのモジュールやパッケージで動くコードを書いたとしても、その後モジュールやパッケージがアップデートされた場合には、コードが動かなくなる可能性があります。
したがって、モジュールやパッケージは、そのプログラムを実行するために必要な範囲でインストールするのが望ましいのです。 そのために、Pythonでは、仮想環境という機能を提供しています。
仮想環境を作成するためには、venvやvirtualenvというモジュールを使うことが多いですが、今回はuvを使って仮想環境を作成することにします。