パート3
CRUD

CRUD

いよいよ実践的なアプリケーションを作っていきます。

CRUD とは

まずは、CRUD という概念を理解しましょう。

CRUD とは、データベースに対して行う操作のことです。 以下のような操作があります。

  • Create(作成)
  • Read(読み取り)
  • Update(更新)
  • Delete(削除)

出欠掲示板のようなデータベースにアクセスするアプリケーションは、CRUD のいずれかの操作の組み合わせで実現できます。

たとえば、Twitter(X) は以下のような CRUD の操作を行っています。

  • Create(作成):ツイートを投稿する
  • Read(読み取り):ツイートを閲覧する(タイムラインを見る)
  • Update(更新):ツイートを編集する
    • 有料プランのみですが……
  • Delete(削除):ツイートを削除する

Django における CRUD

Django では、このような CRUD を伴うビューを簡単に作成できるように、汎用ビュー という仕組みが用意されています。

汎用ビューには、以下のようなものがあります。

  • ListView:データの一覧を表示するビュー
  • DetailView:データの詳細を表示するビュー
  • CreateView:データを作成するビュー
  • UpdateView:データを更新するビュー
  • DeleteView:データを削除するビュー

これらはいずれも先に見たような function-based view とは異なり、class-based view であり、クラスを使って実装されています(だからパスカルケースなのです)。

これらを利用してビューを作成することで、自力でたくさんのコードを書く必要がなくなります。

参考:https://docs.djangoproject.com/ja/4.2/ref/class-based-views/ (opens in a new tab)