CRUD
いよいよ実践的なアプリケーションを作っていきます。
CRUD とは
まずは、CRUD という概念を理解しましょう。
CRUD とは、データベースに対して行う操作のことです。 以下のような操作があります。
- Create(作成)
- Read(読み取り)
- Update(更新)
- Delete(削除)
出欠掲示板のようなデータベースにアクセスするアプリケーションは、CRUD のいずれかの操作の組み合わせで実現できます。
たとえば、Twitter(X) は以下のような CRUD の操作を行っています。
- Create(作成):ツイートを投稿する
- Read(読み取り):ツイートを閲覧する(タイムラインを見る)
- Update(更新):ツイートを編集する
- 有料プランのみですが……
- Delete(削除):ツイートを削除する
Django における CRUD
Django では、このような CRUD を伴うビューを簡単に作成できるように、汎用ビュー という仕組みが用意されています。
汎用ビューには、以下のようなものがあります。
ListView:データの一覧を表示するビューDetailView:データの詳細を表示するビューCreateView:データを作成するビューUpdateView:データを更新するビューDeleteView:データを削除するビュー
これらはいずれも先に見たような function-based view とは異なり、class-based view であり、クラスを使って実装されています(だからパスカルケースなのです)。
これらを利用してビューを作成することで、自力でたくさんのコードを書く必要がなくなります。
参考:https://docs.djangoproject.com/ja/4.2/ref/class-based-views/ (opens in a new tab)